pasadena"encontro" special site

pasadena

3rd album "encontro" special site

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about "encontro"

encon_jacket-1.jpgpasadena "encontro" DQC-45 ¥2,300(tax in)収録曲
01.dinghy (ディンギー)
02.morning glow (モーニング・グロウ)
03.gallop (ギャロップ)
04.harmitcrab(ハーミットクラブ)
05.windpark (ウィンドパーク)
06.holiday of jellyfish(ホリデイ・オブ・ジェリーフィッシュ)
07.noturno (ノトゥールノ)
08.telstar(テルスター)
09.encontro(エンコントロ)

約3年ぶりとなる3rdアルバムは、全編バンドサウンドによる全て書き下ろしの新曲とサーフロックの名曲"telstar"のカバーを含む全9曲が並ぶpasadenaの集大成ともいうべき内容。
ドラムスJimanica(d.v.d.)、ベース藤川秀之(microshot)、アコースティックギター程島和浩(ex.poodles)、ヴァイオリン成井 幹子(sgt.)、スティールパン町田良夫、ピアニカfishing with johnという多彩な顔ぶれにより彩られたそのサウンドはレゲエ、ダブ、サーフロックはもとより70年代ウエストコーストロックやニューウェーブの要素も併せ持つ味わい深い内容となっています。全編を通して感じられる海や山の情景は、まさにこれからの季節にぴったり。

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#dinghyのPV公開しました!「news」のコーナーへ
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pasabunner.jpg

credits

01.dinghy

pasadena:Guitar,Program,Dubmix
Jimanica:Drums
Hideyuki Fujikawa:Bass
Mikiko Narui:Strings

02.morning glow

pasadena:Guitar,Program,Dubmix
Jimanica:Drums
Hideyuki Fujikawa:Bass

03.gallop

pasadena:Guitar,Program,Dubmix
Jimanica:Drums
Hideyuki Fujikawa:Bass
Yoshio Machida:Steel Pan

04.harmitcrab

pasadena:Guitar,Program,Dubmix
Jimanica:Drums
Hideyuki Fujikawa:Bass
Yoshio Machida:Steel Pan

05.windpark

pasadena:Guitar,Dubmix
Jimanica:Drums
Hideyuki Fujikawa:Bass
Mikiko Narui:Strings
Kazuhiro Hodoshima:Guitar

06.holiday of jellyfish

pasadena:Guitar,Dubmix
Jimanica:Drums
Hideyuki Fujikawa:Bass

07.noturno

pasadena:Guitar,Dubmix
Jimanica:Drums
Hideyuki Fujikawa:Bass

08.telstar

pasadena:Guitar,Program,Dubmix
Hideyuki Fujikawa:Bass
Kazuhiro Hodoshima:Guitar
fishing with john:Pianica

09.encontro

pasadena:Guitar,Program,Dubmix
Jimanica:Drums
Hideyuki Fujikawa:Bass
Mikiko Narui:Strings

All Music Composed by Pasadena
Except "telstar" Composed by Joe Meek
All Music arrenged by Pasadena

Recording Engineer:Hiromits Shoji(皿disc) and pasadena
Mix,mastering Engineer:Hiromits Shoji(皿disc)
Recorded at 藤野芸術の森(2007.06) and mao Studio(2007.06-11)

Mikiko Narui appears by the courtesy of PENGUIN MARKET RECORDS
Yoshio Machida appears by the courtesy of AMORFON

Design:Mitsunobu Matsuno

guests

photo04.jpgJimanica:Drums(M-1,2,3,4,5,6,7,9)

Jimanicaこと尾嶋君とは僕が「mao」を立ち上げる直前からの知り合い。
レーベル最初のコンピ「UR」に、その頃彼がやっていたバンド「moai」で参加してもらってからこっち、公私共々おつきあいさせて貰ってます。
2004年からライブのサポートをお願いするようになったから、もうかれこれ4年ですか一緒にやってるのは。その間にソロアルバム"entomophonic"をリリースしたり、d.v.dやJimanica×Ametsubなどのめざましい活躍ですっかり売れっ子ドラマーとなりました。
Jimanicaというと手数の多い変則ドラミングと思われがちなのですが、実はドラマーとしての基礎体力もばっちりなのですよ。pasadenaではワンドロップや16ビートなどオーソドックスなダンスビートを叩いて貰うことが多いのですが、もうグルーヴ感が凄い。こういうところで地力って出るんだよなぁといつも感心してます。

photo03.jpg藤川秀之:Bass(M-1,2,3,4,5,6,7,8,9)

藤川君とも結構長いつきあい。彼がメインでやっているmicroshotの結成時からの知り合いなんで、こちらももう4,5年になるのかなぁ。尾嶋君と同じく2004年からサポートをしてもらっております。
彼のベースはとにかくステディ。ライン、リズム共にきっちり弾きこなしてくれます。ワーウィックのベースも凄く良い音がしているし。今回はそれに加えてアップライトベースも弾いて貰いました。なんかの拍子に「いや、実は僕持ってるんで」って言うもんで。そんなの今まで一言も言わなかったのに。最近のアコースティックセットのライブではアップライトだけで弾ききってもらうこともあったりします。
今まで一緒にやったベーシストの中で一番安心して任せられる人。

hodo.JPG程島和浩:Acoustic Guitar(M-5,8)

poodlesにいた頃から僕は程島君のguitarが大好きでした。ブルージーでファンキーでシュアー。彼のもうひとつのユニットaglicaではボサやニールヤングなど純然たるアコースティックミュージックをやっていて、そこでのギタープレイも僕のツボを直撃していました。
今回のレコーディングにあたって、自分以外のギターサウンドもちょっと欲しいな、自分とは異なるタイプのプレイをしてくれる人いないかなと考えた時に真っ先に浮かんだのが彼。連絡してみたら二つ返事でOKしてくれました。"windpark"では僕スライドとバッキングしか弾いてません。殆ど程島祭り(笑)。
その後pasadenaのライブサポートメンバーになってくれたり、僕がaglicaに参加したりと新しい交流が始まりました。
これからどんどん一緒にやってきます!

photo05.jpg成井 幹子:violin(M-1,5,9)

実はなるちゃんとは、僕がウーネリーズのサポートやってた時に何回か対バンしていたのです。でもその頃はお互い話したこと無くて。彼女がMASに加入した時に初めてちゃんと話をしたのでした。
1曲目の"dinghy"で、今まで打ち込みのパッド入れていた部分を生のストリングスに置き換えたいなぁと思いたち、なるちゃんに連絡したところ「いいですよー」と言ってくれたので、「あ、じゃぁこれも、それとあれも」みたいな感じでなし崩し的に"windpark"、"encontro"でも弾いて貰いました。ストリングスを背負ってギターを弾くのは長年の夢だったので感謝感激です。
僕のアバウトな指示にも嫌な顔一つせず、さらにはアレンジにもアドバイスをくれたりしました。ストリングスアレンジは初挑戦で心許なかったところだったので非常に助かりました。一人で5,6本重ねてもらった....。"windpark"と"encontro"はなるちゃん無しでは完成しなかったでしょう。

machida_steelpan.jpg町田 良夫:steel pan(M-3.4)

町田さんとは"seeds of dub"のコンピに参加してもらったのがきっかけで知り合いました。イベントにも何度か出演していただいてます。町田さんがソロでやる時のミニマルなプレイも、miimoの時のアグレッシブなプレイもどっちも僕はファンなんですよ。
steel panは自分の中で「いつかマスターしたい楽器」の筆頭にありまして、これはもうライフワークでいきたいなと。昨年末にとあるワークショップに参加したのですが、いやぁ実際やってみると難しいですねぇ。
といわけで自分で演奏するのは早々に諦めて町田さんにお願いした次第です。何度も何度もトライしてくれたり、何層に重ねて貰ったりと根気強くおつきあいいただきました。
レーベルをオーガナイズするもの同士、しみじみ語り合ったのも良い思い出です(笑)

photo06.jpgfishing with john:pianica(M-8)

僕は前から、ジョンさんが自作で披露しているピアニカの密かなファンでした。太くてしっかりした音がいいなぁ、と。ギターだけじゃなくてなんでもこなせるんですよね彼は。
今回参加して貰った"telstar"という曲はもともとThe tornadosというイギリスの60年代のサーフバンドがやってたんですが、それをpasadenaでは定番のラヴァーズ風味で料理してみようと思い立ち。本家は全編ギターなんで、ちょっと方向性を変えようと思った時に、あの印象的なメロディを色んな楽器でやってみたらおもしろいかもというアイディアが閃きました。
で、やっぱレゲエはピアニカでしょ、ということで彼に白羽の矢が立った次第です。録音時は「もうちょっと歌うように吹いた方がいいですよね」と、微妙なニュアンスにこだわってプレイしてくれました。そういうとこやっぱりジョンさんだなぁ、と。

shoji.jpg庄司 広光:recording,mix,mastering

このアルバムを作ろうと思い立った時から、エンジニアは庄司さんに頼もうと決めていました。庄司さんの手がけた過去の作品はいずれも素晴らしく、その柔らかい音作りはまさに今回僕がイメージしていた音像そのままだったのです。
リズム録音でのビンテージマイク、プリアンプの数々、そしてツボを押さえたマイキング、ミックスダウン時のあるべき場所にあるべき音を配置していく緻密さ、そしてマスタリング時の正確さ。どれをとっても文句のつけようがありませんでした。
庄司家にいくといつも最後には民族さんが現れ、そのままグダグダ呑みに突入していったのも今となっては良い思い出です。

equipments

レコーディングに使用した機材を紹介。

Guitar

tele01.jpgfender '72 telecaster

今回一番使ったエレキはこれ。購入してから7,8年になります。ネックの裏に焦げ跡があったりと結構ハードなコンディションなんですが、音は文句なしに好き。リアを歪ませて弾いた時の良い意味でのチープな感じやミドル、フロントの鈴の音のようなクリーントーン。どれをとっても自分の理想通りの、ちょっと出力弱い枯れた感じが出せます。"encontro"の最後のソロはこれのリアが一番気持ちよく鳴ってると思います。"morning glow"のミドルで弾いたフレーズも良いところがかなり出せているのではないかと。

tele02.jpgfender japan Dr,K(TL62B-105DK)modify

尊敬する徳武弘文さんの名前を冠したフェンダージャパンのDr.Kモデル。レースセンサー×2とダンカンJDモデルをリアに配した、テレキャスとストラトの良いところを凝縮してあります。ストラトのハーフトーンが大好きで、それをテレキャスでも出せないかと模索していたところこいつを発見し4年前に購入。その際塗装をニトロセルロースラッカーに、コンデンサ、配線など全部取り替えてあります。72年と比べると若々しい分音に元気があります。
"dinghy"のソロは全部これ。"holiday of jellyfish"ではハーフトーン、ミドル、フロントをパート毎に使い分けております。

guild.jpgguild JF55

今回メインで活躍したアコギはこれになります。gibsonと並んでずうっと憧れのメーカーだったguild。去年の頭、ジョンさんのライブで使える新しめのアコギを物色していたところこいつと出会ってしまいました。
デカイ、重い、ネック太いという扱いづらいことこの上ないやつなんですが、ボディのワイドさと相まってパワーのある太い、それでいて鈴の音のようなコロコロした音が出ます。アルペジオよし、ストロークよし。


J45.jpggibson J-50(60年代)

今回は"telstar"の最後のソロでしか使わなかったのですが、これも随分と長いつきあいの一本。もともとかなりハードな改造が施されていたのを少しずつ直して現在の状態に持って行きました。リペア代で購入金額上回っているはず(涙)。
こいつは鳴らないですよー。でもそこがいいのです。どんなに強くストロークしてもじゃきじゃき感がしっかり残っていて。テレキャスもそんなんですがオールド風味と新品風味、2種類ラインナップしておくことでほぼどんなレコーディングにも対応できるようになりました。ギター道楽はそろそろ打ち止めでもイイかな、と思う今日この頃。

Effecter

ef01.jpg右からBOSSのコンプレッサーCS-3/MatchlessのHot Box Classic/BOSSのフェイザーPH-3/line6のECHO PARK/BOSSのDD-20。ACはノアズアークのAC/DC-1。
コンプは価格とのバランスでこれにしました。他にもいいのあったんだけど....。こいつのアタックがどうにも好きになれないのでゼロにしてあります。主に歪ませた時のサスティン用ですね。
隣のHot Box Classicは僕のギターサウンドの肝になってます。Matchless大好きなんですが高いなにしろ....。これを使ったからと言ってそのものずばりの音になるわけではないですが、やっぱ明らかに艶が出てくるのですよ。ドライブチャンネルの音も腰があって好きです。これとテレキャスリアの組み合わせは最強。
フェイザーは隠し味として使用。こいつはダブミックス時にも活躍しました。
ECHO PARLはコンパクトな中に必要十分な機能が盛り込まれていて使い勝手よいです。こいつのアナログモードはお気に入りです。これもダブミックスにも使用。
DD-20はBPMでッディレイタイム決められるのがいいですね。うちのようにPCとシンクしてライブ演奏するバンドではかなり重宝しているのではないでしょうか。
AC/DC-1はコンセントも4つついているので足下の電源周りすっきりさせられるのでよいです。

ef02.jpg続いて常設ではないのですが今回使用したその他のエフェクターを。
VOXのワウはクライベイビーよりもレンジが広いので気に入っています。今回は"gallop"のカッティングや"harmitclub"のソロとかで使いました。
RE-20は201の代替として用意してあります。ギターにもちょっと使ったかも。本家に比べると輪郭がはっきりしすぎている所もありますが使い回しを考えれば必要十分です。
line6のリバーブは、スプリングのシュミレート具合が秀逸。ダブミックス時に結構使いました。

こうしてみると割と普通ですね....。

re201.jpg最後はダブミックスに使用したRoland RE-201。
これ実は借り物です。もう10年くらい。もっと?
一回オーバーホールに出しました。それからかかりがよくなってきて現在大活躍中です。今回も9割方はこれでやったかな。
ディレイはほんと色々試しましたが(プラグイン含め)、ダブやるならこれがないと始まらないなぁというのが正直な感想。これからも大事に使っていこうかな、と。



Amp

amplitube.jpgIK multimedia AmpriTube2

アンプについてはほんと悩んだ結果今回は全部これにしました。実機で鳴らすのにも随分憧れたのですが、費用気にせず気の済むまで何度でも録音したいという欲求の方が勝り。
アンプシュミレータほんとひきたおしましたが結局これに落ち着きました。
まず操作感が実機に近い。あと音がイイ。マイクの種類や立てる位置、距離感やアンビエンスまで細かくしかも直感的にいじれるのが良いし、各アンプのモデリングもかなり追い込んであって凄く気持ちよく弾けました。クリーントーンをちゃんと出せるシュミレータってなかなかないんですがこいつはばっちりです。fender twin reverve、VOX AC-30あたりを特に使ったかな。

sounds

pasadenaのMySpaceでencontro収録曲から6曲がフル試聴できます。コメントなど残していただけると大変嬉しいっす!!
LinkIcon試聴はこちらから

interview

転換期を迎えたpasadenaの集大成『encontro』、その裏側にある意識とは?


エレクトロニカの出現にインスパイアされ、ダブという手法を取り入れたギター・インストゥルメンタル・ミュージックを作っていたのが初期pasadenaであるとするなら、この3rdアルバム『encontro』は音楽的転換期を迎えたpasadena=イシモトサトシの新たな意識が全編に注入された作品と言えるだろう。全曲バンドサウンドにこだわりヴァイオリン、スティール・パンまで取り入れた今作は美しくも穏やかで、軽やかに深みを見せる。それはさり気ない佇まいでありながらも今、音楽を作る意味も静かに問いかけている。
(インタビュアー/Jungle life 桑村 治良)

「自分の創作活動の根っこにあるのが“諦観”と“前進”っていう感覚があってさ。」


●今回のアルバム『encotro』の構想っていうのはいつ頃から考えていたんですか?
イシモト:2枚目の『One Point Five』(2005.6.20)を出した後に漠然と、次はバンドでやりたいなとは考えてたんですよ。それで2006年にはリリースしたいって思ってたんですよね。
●当初は1年に1枚、アルバムを作るつもりだったんですよね(笑)。
イシモト:そのくらいのつもりでやりたかったんですよ。それで頑張りたかったんだけど、まず曲が2006年の段階では揃わなかったんですよね。
●それは何ですか? スランプっていう事ですか?
イシモト:いや、なんかわからないけど(笑)。まあ、あんまり曲を作らなかった。でも、ライブではちょこちょこと新曲はやり始めていたんですよ。ただ、これまでは曲も全部自分で作っていたんですけど、『One Point Five』以降はライブも1人じゃなくてバンドでやることが多くなってきたんです。
●pasadena with poundhip upsetters(pasadena/イシモト、Drum.Jimanica、Bass.藤川秀之(microshot)による3人のバンドセット)のライブが増えていったと。
イシモト:そうそう。だから曲もヘッドアレンジっぽい感じで、バンドで作っていくことが多くなってきた。なんとなくみんなで考えて、セッションしながら曲を作るみたいな感じですね。当然、曲となる最初のモチーフはこちらから提示するんだけど、ライブとかでやっていくと曲も段々と変わってくるわけじゃないですか。そういう感覚っていうのも久しぶりだし楽しいなって思っていたんですよね。
●じゃあ、曲の作り方は完全にバンドのやり方ですよね。
イシモト:そうだね。今回のアルバムに収録されている曲は、そういうのが多かった。
●今のイシモトさんにとっての、音楽のインスピレーションって何ですか?
イシモト:曲を作るとっかかりみたいなのは…なんだろう? まあ、いろんな所に行くようになったっていうのが大きいんだと思うんですよね。地方の野外イベントに参加したり、プライベートでも毎年沖縄の波照間島に行くようになったり。そういう所で見聞きしたものが、音楽のとっかかりになっている。でも、あそこの海が綺麗だったとか、そういうことを音楽にするわけではないんですよ。あくまでもそういうものに触れた時に自分が何を思ったのかって感覚が大事なわけであって。自分が音楽で伝えたい事っていうのは一貫していて、それはずっと変わらずに自分の根っこにあるんです。それをどうやって表すかっていう時に、そのモチーフが旅先で見た光景とかそういったものになっていく感じですね。それでポロポロとギターを弾いてみて、メロディーの断片が出来たりとか。リズム…ベースとドラムのコンビネーションみたいなのが思い付いたり。そうやって、少しずつ膨らませていくっていう感じですよ。
●イシモトさんって、どっちかというと北に行くより南に行く方が多いじゃないですか。沖縄とか離島に惹かれる理由って何なんですか?
イシモト:やっぱり自分が東京生まれの東京育ちでっていうのは、大きいと思うんだよね。波照間島とかに行くと、自分が住んでる東京とは同じ日本なのに全然違う。沖縄の海にしても、実際に生で見ると全然違うじゃないですか。ああいう透明感みたいなのって、言葉には出来ないんだけど何か引き付けられるものはあるんだよね。
●俺もどっちかっていうと南の方に惹かれるんですよ。で、何でか知らないけどそういう所に行くと1人になりたくなるんですよね。
イシモト:そうなんだ(笑)。
●もちろん、ずっと1人じゃなくてもいいんですけどね。そういう所で1人になることの孤独感みたいなのが貴重だと思っていて。それは寂しいとかそういうのではなくて、気持ちよかったりするんですけど。
イシモト:あ、そういうのはあるかもね。波照間島でもさ、朝の6時くらいに海へ1人で行くんですよ。さすがにその時間は誰もいないから、1人で海に浮かんでボウっとしたりする。大平洋の景色の中に1人でプカプカ浮いて、何を思うでもなくぼーっとしてるとさ…普段考えないといけないなと思っていても、あくせくしてじっくり考えられない事を考えられたりするっていうのはあるよね。あと俯瞰して見た時に、海と対比して自分が非常に小さいわけですよ。その距離感みたいなのが良いなって思うことは多々あったね。
●そういう感覚っていうのは、音楽に対してダイレクトに結びついたりするんですか?
イシモト:それは結構あるかもしれない。元々、自分の創作活動の根っこにあるのが“諦観”と“前進”っていう感覚があってさ。基本的に世の中はままならないもので、自分の思い通りになる事なんて殆ど無いって思うわけですよ。何かを自分の思い通りにやったと思っていても、何かに流されてるだけだったりするじゃないですか。わりと自分の考え方の根っ子には“そういうものだよ、人生は”っていうのがるのね。
●それはわかります。って言うか、諦めるっていうことは結構大事なことだと思います。
イシモト:僕は高校生くらいの頃からずっとそういう意識があってさ。割と20代の後半まではそれで思考がストップしてたからね。でも、30歳くらいになってから“でも、何もしなかったらそれで終わりじゃん”っていうような思考が出てくるようになってさ。そういう諦観っていうのもある上で、でもやっぱり人はやっていかなきゃダメだろみたいなさ。
●生きていく事自体そんな感じでしょうからねぇ。
イシモト:まあ、諦めてるのがカッコいいみたいな時代もあったしね(笑)。80年代とかにクールに相対的に物事を捉えるのが良いんだって風潮があったでしょ。でも、それだけじゃダメだって思うようになったんですよね。それで前進していく意志を曲の中に入れるようになってきた。ただ前進の裏側には諦観っていうか客観的な現状認識が無いと、ただの絵空事になるっていう感じがしてんだけどね。でもね、巷にある音楽とかだと前進する事だけを言っている人はいるんだけど、その後ろ側っていうのが落っこってるケースは結構多いなと思っていて。
●その後ろ側って何ですか?
イシモト:ただ“頑張ろう”とか言ってるだけっていうかさ。今はそうでもないかもしれないけど、一時期はそういうのばっかりな時期があったじゃないですか。テレビをつけると「明日に向かってなんとか〜」とか曲が流れていたり。あれは、どうにもいかんなと思うわけですよ。だけど逆に現状に対して文句ばっかり言ってるのも、生産性が無くて嫌だなっていうのはある。それは言葉の入っている音楽であろうが、インストであろうが同じ事なんですよ。だから外側に向けてポジティブな表現じゃないといけないって、日々努めてはいるんですけどね(笑)。
●アルバムの1曲目の「dinghy」は、音に陽気さとか遊び心みたいなものがあると思うんですよ。でも、なんでそんなモードが出てくるのかって考えると別に無邪気に作っているとは思わない。
イシモト:全然そういうのではないね。もっと切実だからさ(笑)。そういう陽気とか明るいっていうのも切迫した感情の中から出てきてる。
●そうですよね。曲の体裁としてそういう明るい雰囲気をまとっていても、何%もしくは何10%かで、その人がもっている思想が出る。インストとかってそういうのが実ははっきり…。
イシモト:出ると思うよ。すごく出ると思う。
●別にこのアルバム自体が押し付けがましい音とかでは全くないんだけど、作っている人間の意図は見える感じがするんですよ。多分、このアルバムを聴く人の第一印象は、音の気持ち良さだったりメロディーの美しさだったりに惹かれると思うんです。まあ落ち着けたり、気持ちよくなるためのシチュエーションミュージックとしての機能性に惹かれると思うんです。ただ、そういう音楽を表現する背景には、現状認識があった上で“仕方ないか”って思いながらも、じゃあ“何をするんだ?”っていう動機があるわけで…、そういうのはアルバムを聴いているとなんとなく感じたりしますけどね。
イシモト:うん、そうだよね。まあ“仕方ないか”っていう程の後ろ向きじゃないけどさ(笑)。そこは断固たる意志みたいなのがあるんだよ。あとね、北朝鮮が日本にミサイル打ってきた時があったじゃないですか。ちょうど「dinghy」とかをライブでやり始めた頃なんですけど、あのニュースを見ていた時にこれちょっと本当にやばいかもって思ったんですよ。
●あぁ、このまま安穏としていられるのかと。
イシモト:こんな時にギターなんかを弾いてる場合なんだろうかって思ったわけです。でも、じゃあそれで自分に何が出来るのかって考えたんですよね。政治活動したり、ビラを撒いたりするのは自分の仕事じゃないと思ったし、そういう政治的な音楽をやるのも僕の役目じゃないような気がした。それで自分に出来るのは何かなって考えたら、例えば自分の作品を聴いてくれた人が、心の平静を取り戻してくれるようなことなんじゃないかって思ったんですよ。それは“戦争はいけない”とか“愛し合わなきゃいけない”とか、そういうこと以前の感情なんだよね。
●メッセージじゃなくて、もっと感覚的なものということですか?
イシモト:何かモワンとした…あまり人に対して怒ったりしないとか(笑)。夜に仕事から帰ってきて、ビールを飲んでホッとするとか、そういう感覚と同じものですね。何かを声高に訴える以前にそういう感覚の連続っていうのが、必要なんじゃないかって思ったんです。だから自分では、あの時にpasadenaで自分がやるべき方向性っていうのが確認できたって気持ちはありましたね。

「方法論と心中するかって考えると、僕が音楽をやりたい根本にあるのはそういうことじゃない」


●なるほど。初期のpasadenaってアプローチの部分にも重きを置いていたと思うんですね。積極的にエレクトロニカの要素を取り入れつつ、楽曲の構築においても自分自身でスクラップ&ビルドしていくようなやり方をしていた。それがダブとの親和性にも繋がっていたと思うんです。でも、この『encontro』というアルバムでは1人で制作するというより、楽曲の作り方自体をバンドでやるようになった。音もレイドバックしていると言うか、凄く素直な指向性になっていってると思うんです。今回のアルバムを聴かせてもらって、その変化って何でなんだろうって思ったんですね。これは今という時代に音楽を作ることと関係してくるのかなって思うんですけど…。
イシモト:なるほど。それは何々っぽくしようという意識せずに作品作りをするって事?
●新しい方法論を生み出すというのも個性だと思うんですけど、それがいつまで続くのかって思うんです。もちろん方法論っていうのはテクノロジーの進化ともシンクロしていると思うんで、この先に何が起こるのかは分からないんですけど。でも発想としての方法論は出尽くした感じがしないでもない。じゃあ、そこから何を作るのかってことは多くの人が考えているのかと思うんです。それはイシモトさんも同じだろうと思うんですよ。
イシモト:なるほどね。答えになってるかわからないけど、僕の場合は音の強度みたいなところをすごく意識するようにはなったね。それは楽曲もそうだし、楽器の1個1個の音でもダブのエフェクトの音でもそうなんですよ。ちゃんとした音を鳴らすっていうことは凄く考えた。それは何でかと言うと、結局はスタイルとかメソッドっていうのは、オリジネイター以外は結局ブームだと思うんですよ。流行り廃りっていうのがある。今だったらNEW RAVEみたいなのが流行ってるわけでしょ? よくわからないんだけど(笑)。まあ、時代によって流行りはあるわけだよね。でもその中で残っていく人っていうのは、ほんの一握りなわけですよ。例えばパンクっていうムーブメントの時に残ったのは誰だって言ったら、The Sex PistolsがあってThe ClashがあってThe Jamがあって…。アメリカの方だったらTelevisionとかPatti Smithみたいな。マンチェスターだったらThe Stone Rosesみたいなね(笑)。
●パティ・スミス以外は残ってないじゃないですか(笑)。
イシモト:残ってないのか(笑)。でも後世に語り継がれていくだけのものを記録しているよね。そういう作品を遺していった人達ではある。別に新しいメソッドやスタイルに影響を受けて、それで音楽を作るのも良いんだけど、自分が考えたのはスタイルとかメソッドと心中する気があるかどうかっていう事なんだよね。変化していくのもアーティストの所作だから、僕は全然いいと思うんですよ。Primal Screamとかも最初の頃はアルバムを出す毎に変わっていったじゃん。今はもうあらかたやり尽くしてゴチャゴチャに混ざってきてるけど、ああいうアルバム毎にどんどんスタイルを変えていくっていうのも、その変化が本気であるならカッコいいよね。あれがコロコロとブームに乗っかってるだけの変わり身だと面白くないと思う。
●そこでpasadenaとしてはメソッドやスタイルじゃないところに行ったというのが、今回のアルバムの印象だったりするんですよ。それは本質的な部分の回帰っていうか。
イシモト:その本質っていうのは、人それぞれだと思うんだよね。ある人にとってはPC上でエディットする事が自分の表現の核だったりする人もいるし、ある人はギター1本で歌うことが自分の核だったりする。そういう意味では『One Point Five』をリリースしてからは、自分が一生付き合っていく音楽って何なんだみたいなことを考えていた時期ではあったよね。わりと僕も尻馬に乗っかってたからさ(笑)。“今、これがキテる”みたいな事が、何よりも大事な部分は自分にもあったからね。その反省を込めて、2ndアルバムとこの3rdアルバムの間っていうのは、そういうことは凄く考えたよね。
●なるほど。
イシモト:僕にとってエレクトロニカの出現はすごく刺激的だったし、その方法論っていうのも自分にとっては新鮮だったけど…でも、自分はその方法論と心中するかって考えると、僕が音楽をやりたい根本にあるのはそういうことじゃないって事は凄く考えたんですよね。
●それはすごくもっともな事だと思うんです。別に1stアルバムの『woody guthrie』(2004.6.9)を作ってる時とかは、“エレクトロニカと心中するぜ”とか思って作っているわけじゃないでしょうし。
イシモト:まあ『woody guthrie』の時は、ああいう手法が自分にとって楽しかったっていうのはあった。1人で何でも出来るみたいな感じも楽しかったし、音を変容させていくということも楽しかった。
●やっぱり新しい音楽が生まれた時、その同時代に生きているなら先ずはそのスタイルやメソッドに惹かれる部分は大きいですよね。
イシモト:それを考えると、まず僕にとっては80年代頭のヒップホップの出現っていうのが大きかったんですよ。元々ある素材をぶっこ抜くっていう、サンプリングして再構築するっていう方法論だよね。でも、その方法論っていうのが権利関係の問題で消えていったわけじゃん。それから暫くテクノとかのエレクトロニックミュージックの興隆があって、90年代の中盤から新しいカットアップの手法が出てきた。Pro Toolsを使ってサウンドを編集したりデザインしていくっていう、新しい方法論が出てきたわけだよね。そこでエレクトロニカに自分がなんで反応したのかって考えてみると、方法論自体がヒップホップの最初の頃に近かったからだと思うんですよ。
●ただし、今はそういうモードじゃないじゃないですよね?
イシモト:ヒップホップもポストロックのエディットも、素材があってそこから再構築するってことだからね。
●今はむしろ、その元の素材を作るじゃないけど…。
イシモト:俺が素材になるくらいのさ(笑)。
●うん、絶対そっちに意識が行ってますよね。
イシモト:そうだね。随分前に山下達郎がヒップホップについて“みんながサンプリングし出してネタが無くなったらどうするんだ”ってことを言っていて、彼は“俺はネタになる音楽をやる”って言ってたんだよ。もう、“うわぁ達郎、カッチョええ!!”って思ったんだけど(笑)。
●なるほどね。その意識と通ずるのかどうか分からないんですけど…ヤノベケンジさんのプロデュースで横須賀美術館でライブをしたじゃないですか(2007年7月14日、横須賀美術館において現代美術家ヤノベケンジが制作した、全長7mにも及ぶ「ジャイアント・トらやん」の前で、pasadenaはライブを行った)。鋼鉄の巨大な「トらやん」は存在するだけでも相当なインパクトがあるわけだけど、それが火を噴き、身体を動かして踊るっていうパフォーマンスを観て、凄く新鮮な感じがしたんですよね。圧倒的な大きさと質感で、それで火も噴くっていう解りやすさに衝撃を受けた。あれは子供が観ても、大人が観ても同じ感覚を受けると思う。方法論や思索の以前にプリミティブなところでインパクトをもたらす感じっていうんですかね。それってイシモトさんが言っていた“音にこだわった”っていう所と通じるんじゃないですか?
イシモト:ヤノベさんのインタビューとかを読むと、今は遺すっていう事を考えてやってるっていう感じが凄くするんだよね。昔はチェルノブイリとかに行って、何も無くなった破壊された光景に何かがあるみたいな考え方をしてたと思うんですよ。だけど自分の子供が出来た頃から、何も無いって事だけを言ってちゃダメだなって思い始めたみたいなんです。それで自分の子供とかに何か伝えていくものをアーティストとしてやるってモードにシフトし始めたらしい。そこからトらやんっていう着想が出てきたっていうのを記事で読んだ事があったんだよね。それで僕も勝手に何か自分と近い感覚があるんじゃないかって思ったんだよ。何か比較対象があって、その上に成り立つ表現をしていくんじゃない。そういうのを全部ぶっ飛ばして、“俺は何がやりたいのか”っていうのを突き詰めていった感じがあるというかね。

「今のpasadenaって限りなく歌ものに近いと思うんですよ。」


●それをスタイルやアプローチじゃなく、イシモトさんが“何がやりたいのか”って突き詰めたところが『encontro』というアルバムっていうのが僕の解釈なんですよ。初期のpasadenaっていうのはミニマムな表現に対する意識っていうのもあったと思うんです。最小限の人間で音をコントロールするっていう感じがあった。でも、その表現がバンドセットになり、今回のアルバムで言えばスティール・パンやヴァイオリンも入ってどんどん音も増えていっている。それもメソッドやスタイルから解放されて、自分が作りたい音楽を追求していくって感じにシフトしていっている感じがするんですよ。
イシモト:確かに以前は何でもかんでも自分でやるのがいいと思っていたんだけど、この作品はいろんな人と一緒にやってみたいっていうのはあったよね。やっぱり自分が表現できないことは自分の作品には入れられなかった。だけど、この何年かでいろんな人と出会ったりしたこともあって、全部を自分でやるっていう感じは無くなっていた。『encontro』についてプロデューサーみたいな作品だって事を桑村さんが言ってたけどさ、そういうのはちょっとあったかもしれない。
●自分の技で自分の世界を表現するミュージシャンというより、視点がプロデューサーというか、コンポーザーって感じがします。
イシモト:そうだね。それと打ち込みとかサンプリングで曲を作るんじゃなくて、生楽器の人にやってもらいたかった。第一、曲に合わないんだよね。今回の『encontro』に入ってる曲には、そういうのが合わない。
●今、曲を作るってことを考えると、そうなっちゃったって感じですか?
イシモト:そうだね。このアルバムを作り始めの頃はバンドサウンドでアルバムを作りたいとは思っていたんだけど、ゲストミュージシャンを入れるって発想は無かったからね。jimanicaと藤川君と3人で作ろうと思っていたんだけど、段々と制作を進めていくなかでいろんな音を入れたくなっていったんですよ。あと最近で変わってきたところが、今でもライブにはPCを使ってるんだけど、昔はPCにいろんな素材や電子音が入ってたんだよ。でも今はギターのループしか入ってないのね。だから今の自分のなかには電子音を使ってサウンドデザインするっていう意識が無いんだろうね。
●確かにそう思います。
イシモト:今もなんでPCを使ってるのかっていうと、それは要するにギターの絡みをやりたいわけですよ。ギターをループさせて、ライブでは自分のギターでそれに絡むみたいな(笑)。僕が4人いれば全然、生でやりたいんだけど、自分は4人もいないからね。なかなか僕が“バッチリ!”“最高!!”って思うギターを弾いてくれるギタリストもいないからさ。じゃあパソコンを使って“イシモト1”“イシモト2”みたいなのを作って、さらにライブで生のイシモトが絡むみたいなね(笑)。だから今回のアルバムでもPCを使ってる曲は何曲かあるけど、ギターの音とキーボードくらいしか使ってないんですよ。
●このアルバムでは程島さん(ex.poodles)がギターで参加してますけど。
イシモト:程島君は凄くいいギターを弾く!
●特に5曲目に収録された「windpark」とか良いですよね。この曲を聴いていると、イシモトさんと違う人が弾いてるっていうのがわかります。
イシモト:あ、わかる?
●わかる、わかる。イシモトさんが弾くアコギと、程島さんが弾くアコギの質感って全然違いますよ。
イシモト:確かに違うよね。全然違うと思う。最近は程島くんに入ってもらってライブをする事も多くなってきたんだけど、ライブをやればやるほど良くなってるよ。僕ももっと絡みたいと思うし。
●イシモトさんの音の嗜好がレイドバックしているっていうところで、相性が良いギタリストなんだろうなって感じがしますね。
イシモト:そうねぇ…やっぱり古いロックとかを最近またよく聴くようになったんですよ。Bob DylanとかThe Bandとか。The Rolling StonesとかEaglesとかNeil Youngとかね(笑)。60年代とか70年代の王道の人達の音って、やっぱりいいなって思うんだよね。
●TORNADOSの「telstar」をカヴァー曲を入れようと思ったのも、そういう最近のモードのなかで出てきたんですか?
イシモト:そうだね。まあ、カバー自体は結構やってて『woody guthrie』でもThe Beach Boysの『Pet Sounds』の曲がが入ってる。まあカバーはすごく好きなんで、doldrumsってユニットではカバー集も出してるしね。
●でも最初は「telstar」のカバーを収録する予定はなかったですよね?
イシモト:うん。最初は7曲目の「noturno」と9曲目の「encontro」を繋ぐ時ために、ギターの即興を入れようかと思ってたんですよ。それは、これまでのように音を変調させたりする手法で曲と曲を繋ごうかなって考えていた。だけど、そういうのじゃ物足りなくなってきたんだよね。それで「telstar」のカバーを思い付いたんです。この曲を選んだって事にも意味があって、今は歌がないと全てインストって括られるわけだけど、ポストロック的なイメージが付いてくるじゃないですか。でも僕がやっているインストっていうのは、ポストロック的なインストじゃないんですよ。昔のThe Venturesみたいなサーフロックと一緒なんです。だから、それをちょっと明確に示しておきたいと思ったんですよね。今のpasadenaって限りなく歌ものに近いと思うんですよ。はっきりしたメロディーが真ん中にあって、それをギターで弾いているのは、自分的にはそれが一番上手く表現できるからなんです。だから感覚的には歌を作っている感覚が自分のなかではすごく強いと思うんだよね。
●なるほどね。それはmaoからリリースしているfhishing with johnもギターのインストですけど、同じ感覚のような気がします。
イシモト:うん、多分同じだと思いますよ。彼には今回、ピアニカで参加してもらったんだけど、やっぱり同じような感覚でメロディーを作っていると思いますね。
●「telstar」という曲も含め、この『encontro』は今のイシモトさんの発想というか、考え方が明確に出たアルバムになってますよね。
イシモト:うん、そうだね。ジャケットにしても、あまりこっちから細かく注文を出したわけじゃないんだけど、出来上がったものは音に寄り添ったものになったと思った。それはデザイナーさんも、そういうニュアンスを感じ取ってくれたのかなって思ったんだけど。
●確かに『woody guthrie』と『One Point Five』のジャケットは、全然テイストが違いますもんね。
イシモト:でも、『woody guthrie』と『encontro』は同じ人だよ。
●あ、同じ人なんですか?
イシモト:ただ『woody guthrie』の時とかは、こういう風にしてくれってすごく微細に注文を出したんです。でも今回のジャケットは“抽象的な絵がいいかなと思うんですけど”ってくらいしか言ってなかったんですよ。そうしたら、このジャケットの絵を描いてきてくれたんですよね。これを見た時に、沖縄に降りる時に飛行機から見える海の光景にすごく似てるなって思ったの。デザイナーさんはそんな所に行った事が無い人だから、本人は全然意図して描いてないんだよ。曲だけ渡して描いてくれたのが、これだった。図らずしもそうなったっていうのも面白いなと思ってるんですよね。

news

4/23pasadena"encontro"リリースパーティ
"encontro"発売記念ライブが決まりました。
この日はアルバム参加メンバー総出演のスペシャルナイト。
共演者も僕が好きなアーティストばかりです。みんな快くOKしてくれました。
一人でも多くの方に見ていただきたいと思っています。是非お越し下さい


会場:渋谷O-Nest
open 18:30 start 19:00
料金:前売2,000円 当日2,500円(drink別)

前売チケットはO-Nestローソンチケット(Lコード3603)及びmaoサイトでも受付中!

出演
pasadena with poundhip upsetters orchestra
ホテルニュートーキョー
Jimanica×Ametsub
あらかじめ決められた恋人たちへ

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2/25からDAXでpasadenaスペシャルです

スペースシャワーTVのサイト"DAX"にてpasadenaスペシャル開催。2/25からです。プロモやライブ映像など盛りだくさんでまとめてご覧頂けます。

dinghyのPV完成しました。
encontroの1曲目となるdinghyのPVが完成しました。
撮影、編集はlym。感謝です。
いろんなとこでのライブ映像とか、波照間やバリの旅の風景とか盛りだくさんです。

3/16にライブがあります。
KICHIJYOJI MANDALA PRESENTS
『MUSIC SURFER 25』〜YUJIN NIGHT〜
LIVE
岡村トモ子とアーバンメイツ
Sweepaz Brass Band
microshot
pasadena with poundhip upsetters
DJ
ゆーじん(from The MadWest) / マサル(from The Brass Circus)
18:30〜24:00¥2000+1 DRINK ORDER
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pasadenaとしては曼荼羅初出演。
microshotとの掛け持ちです。
今回はエレキセット。
poundhip upsettersとやるのは5ヶ月ぶりです。程島君も加えたニューセットでお届けします。

2/9土曜日、自由が丘のマルディグラでライブがあります。僕(AG)、程島君(AG)、藤川君(アップライトベース)、SACHI-Aさん(Drums)というアコースティックセットで!

STARdigio presents突然!MY STANDARDでpasadenaのインタビューオンエア!
放送予定日:2月2日19時〜20時
再放送日:2月3日12時〜13時
CSデジタル衛星放送 スカイパーフェクTV内で、第一興商が事業展開しているSTAR digioという衛星ラジオ放送です。
(スカパーのチューナーを持っていて、
STAR digioとラジオ契約されていれば聞けます)

アルバム1曲目を飾る"dinghy"のPV制作中。ディレクションはHEAT WAVE、fishing with johnのビジュアルでおなじみのlymです。

4/23水曜日、渋谷O-Nestでencontroリリースパーティ開催決定!アルバム参加メンバー全員出演のワンナイトスタンドです!!!!詳細は追って。